久しぶりにビジネス本を離れて、小説を読んだ。学ぶところが多い本だった。
自らの尺度に基づいて、自他に対してその尺度に素直に生き抜く。
それが彼にとっての人生であり、それ以上でもそれ以下でもない。
卑であることを徹底的に嫌う。まるで本能的に、機械的に。
「いま、すぐはじめる地頭力」という本の仮説思考について面白い説明をしていた。
仮説思考とは、まさにカーナビのようなもの。カーナビはゴール地点から瞬時に工程を導き出し、状況に応じて工程を瞬時に修正し続ける。しかし、「人間くさい」カーナビは、行き当たりばったりな工程や、欲求による寄り道をする、といった内容だ。つまり、仮説思考の場合、ゴールへ最短距離の工程を導き出す、というルールに基づいて「機械的に」仕事をしている。
石田禮助の場合「こんなロボットみたいにそつなく生きるのは中々難しい」と感じるような、自分のルールに基づく生き方をしている。はたから見ると、まるで機械的に見えるような「一貫した」生き方をしている。
もちろん、人間臭いところもある。ただ、私欲がなく、自分のルールに基づいてまっすぐに素直に進む姿は一貫した強さを感じる。
「機械のように」と書くと冷たい印象を与えるが、つまり、「一貫した」自分のルールに「徹底的に」基づいた生き方であり、それが彼自身を幸せにし、周りから慕われた最大の要因だろうと思う。
改めて、自分の一貫したルールとは何か、それを徹底的に貫けているか、ということを自分に問いただしたくなる本であった。
評価としては、星4つ。
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